動画を制作する方法8ステップ!準備すべきものまで分かりやすく解説


動画制作を自作したいけど、作成に必要な手順や方法が分からず悩んではいませんか?当然、動画制作の正しい手順を踏まなければ、良質なコンテンツには仕上がりません。

届けたいユーザーに対して、ピンポイントで伝えたいメッセージを届けるのであれば、正しい手順を理解しましょう。

そこでこの記事では、動画制作における完成させるまでの手順や方法、必要な編集スキルについても分かりやすく解説していきます。

動画制作を行う方法基本ステップ

では早速、動画制作を行う方法の基本ステップを紹介していきます。

  1. 動画制作の目的・KPIを設定する
  2. 動画のターゲットを設定する
  3. クリエイティブ設計・絵コンテを作成する
  4. 動画の撮影機材を用意する
  5. 撮影する
  6. ソフトに動画・画像をアップロードする
  7. 動画を編集する
  8. 編集した動画を書き出す

動画制作の目的・KPIを設定する

まず、動画制作の目的やKPIを設定しましょう。

具体的にはなぜその動画を制作するのか、何を達成したいのかを定めます。例えば、商品やサービスの認知拡大を図りたい、ブランディングや理解を深めさせたい、購入につなげたいこのような意図があるでしょう。

また、この目的に応じて、再生回数やクリック数、CVRといったKPIの数値を設定してください。

このような目的や数値があれば、後から振り返りを行ったときに達成具合を確認できます。

動画のターゲットを設定する

次に、動画のターゲットを定めましょう。

動画のターゲットとはいわゆるペルソナ設定のことです。年齢や性別はもちろん、職業や趣味、1日の流れ、家族構成など、一人の人物像をイメージできるまで詳細に設定しましょう。

詳細に設定しておくことで、制作するときにどういったメッセージや見せ方をすれば良いのかがイメージしやすくなり、実際にささるコンテンツ作りが可能になります。

クリエイティブ設計・絵コンテを作成する

目的とKPI、ターゲットが定まったら絵コンテや動画の構成、画像素材やBGM、音声といった動画クリエイティブを設計しましょう。

どのタイミング・時間でどんなテキストをどのようなテロップで入れるのか、詳細な流れを決定していきます。この工程を踏んでおかないと、制作中に迷いが生じ、より良いコンテンツに仕上げられません。

動画の尺や素材、音声など、動画制作に必要な項目も洗い出しましょう。

動画の撮影機材を用意する

続いて、動画の撮影機材を用意しましょう。

撮影に必須のものは以下の通り。

  • カメラ
  • 照明器具
  • マイク
  • 三脚・ジンバル
  • スマートフォン
  • パソコン
  • 動画制作に使用するツールやソフト
  • 画像・音声素材

上記は必ず用意しておかなければ、より良い映像を撮影できません。なお、素材を用意する際には、著作権や肖像権を侵害しないようにする必要があるため、その点もしっかりと吟味したうえで素材を用意しましょう。

なお、画像や音声素材を撮影時に作る場合は、この段階で用意しておかなくても構いません。

撮影する

準備するものが全て揃ったら、撮影に進みます。スタジオや施設など、撮影場所をおさえたうえで必要な映像を撮っていきます。

撮影でおさえておくべきポイントは、下記の3点。

  1. 三脚で手ブレ補正をする
  2. 構図を意識する
  3. カメラワークを工夫する

映像はカメラに映る範囲のものが全てであるため、手ブレや構図が乱れてはより良いものは作れません。

また、ズームインやズームアウト、パン(左から右に動かす)、逆パン(右から左に動かす)などの基本的なカメラワークの活用が大切です。

ソフトに動画・画像をアップロードする

そして、撮影した動画や画像、音声をソフトにアップロードしましょう。

アップロードする際に注意すべきポイントはファイルの形式です。動画や音声、画像にはそれぞれファイル形式が存在します。

動画:mp4、AVI、MOV、MTS、mpgなど

音声:mp3、WAV、AIFなど

画像:jpg、png、TIFFなど

こうした素材の形式はソフトによって対応・非対応で分かれるため、事前に確認をしたうえで形式を設定し素材を用意してください。

動画を編集する

それでは、アップロードした素材を編集して一本の動画に仕上げていきます。

動画編集の主な手順は下記の通り。

  1. アップロードした素材の画質や音量調整
  2. カット・つなぎ編集
  3. テロップ挿入
  4. 画像やイラストの挿入
  5. BGMや効果音の挿入
  6. その他素材の追加

上記の手順を最初に作成した絵コンテをもとに行い、動画コンテンツとして形作っていきましょう。

編集した動画を書き出す

最後に、編集して完成した動画を書き出していきます。

動画の配信媒体によって対応する動画形式や推奨サイズ、ファイルデータ量が異なるため、その点に注意して書き出してください。

なお、ファイルサイズによって書き出しには数十分〜数時間といった時間がかかります。同時に大きな負荷もかかるため、パソコンやスマートフォンで書き出し中に他の作業はしづらくなる点も知っておきましょう。

関連記事:動画制作には撮影と編集が肝心!おさえるべきポイントやコツを紹介

動画制作で知っておきたい基本操作方法5つ

それでは、動画制作で知っておきたい基本操作方法を5つ紹介していきます。

  1. トリミング
  2. エフェクト
  3. クリップ
  4. コーデック
  5. フレームレート

トリミング

まず、トリミングは動画の一部分を切り取る編集スキルです。

例えば、2分の動画があり、最初と最後の10秒間が不要な場合にトリミング機能を用いて120秒の動画を100秒にカットできます。

カットしたい部分をそのまま短縮したいときに活用しましょう。

エフェクト

エフェクトは、動画や音声をより魅力的かつ高品質なものにするために挿入する効果のことです。

主なエフェクトの種類は以下の通り。

  • トランジション
  • ビデオスピード
  • モーショングラフィックスとアニメーション
  • コンポジティング(合成)
  • カラー&光線エフェクト
  • シミュレーション効果

動画速度や光や色合いを変えたいときなど、手軽にエフェクトを活用できます。

クリップ

動画編集で使用するクリップとは、音声や画像、映像といった動画制作に欠かせない素材のことを指します。

ソフトにこれらのクリップを読み込まなければ、動画編集できないため、必ず用意しておきましょう。

コーデック

コーデックとはCompression(圧縮)と Decompressionの(解凍)というワードの頭文字をとった言葉であり、サイズや容量が大きくなってしまう動画ファイルを圧縮する技術のことです。

動画ファイルを扱うにあたって、フォーマットの種類や圧縮形式を把握しておきましょう。

フレームレート

動画のフレームレートは、1秒間に使用される静止画像の数(フレーム数)であり、なめらかさを決定づけるものです。

単位は「frame per second」の略称である「fps」で表され、1秒間に何枚の静止画を再生するかといった値となります。

例えば、1秒間に10枚流れる映像と100枚流れる映像では滑らかさに違いが生まれるでしょう。そういった違いをフレームレートで確認します。

おすすめ動画編集ソフト3選

では、動画編集を行うにあたっておすすめの動画編集ソフトを3つピックアップして紹介していきます。

  1. CapCut
  2. iMovie
  3. Adobe premierPro

CapCut

CapCut(キャップカット)は、大人気ショート動画SNSのTikTokを手がけるIT企業「Bytedance」が提供する動画編集アプリです。

ハイクオリティな動画編集を可能としつつも、スマートフォン一台で完結できるお手軽さから人気を博しています。

主に利用できる機能は以下の通り。

  • カット
  • 再生速度の変更
  • BGM挿入
  • 音声調整
  • テキスト・スタンプ挿入
  • ワイプ挿入
  • エフェクトやフィルター
  • 動画フォーマットサイズ変更
  • 色調調整

上記のような多彩な機能により、制作したいイメージにあった動画コンテンツを作成できます。

iMovie

iMovieは、Appleに標準搭載されている動画編集ソフトです。iPhoneやiPad、MacBookといったApple製品でのみ利用できます。

無料で利用できるほか、日々中身がアップデートされており、現在では4K動画の編集にも対応しているなど、高品質な動画制作も可能。

とはいえ、AndroidやWindowsでは利用できないほか、テロップを自由な位置に挿入できないなどの制限がある点には注意しましょう。

Adobe premierPro

Adobe Premiere Proは、Adobeが提供する有料の動画編集ソフトです。1991年から開発が続いており、対応する動画フォーマットやあらゆる編集もこなせるオールラウンダーな点が特徴です。

IllustratorやPhotoshopなど、Adobeアプリケーションとの親和性も高く、生成したファイルをそのままの形式で配置できます。

また、一度の編集で複数のSNSに動画を最適化できるなど、圧倒的な作業の効率化を図れる優れものです。

動画制作はプロへの依頼がおすすめの方法

ここまで自作で動画制作する流れについてお伝えしてきましたが、実際のところ制作会社への依頼が非常におすすめです。というのも、企画から撮影、編集まですべてプロフェッショナルが手がけてくれるからです。

自社のリソースをかけることもないので、本業にも集中できるでしょう。自社の事業を安定させつつ、動画制作もしていきたいのであれば依頼してしまったほうが費用対効果も高くなります。

依頼する選択肢もあるという点を知り、検討してみましょう。

関連記事:動画制作にかかる費用相場!依頼する際の内訳についても徹底解説

まとめ

動画制作をするにあたって、編集以外の前に企画や撮影といった大切な工程を踏まなければいけません。これらすべての工程できちんと作り込みを行えば、より良いコンテンツを生み出せるでしょう。

しかし、自作するには膨大なリソースを割かなければいけません。リソースが不足しているのであれば、制作会社への依頼がおすすめです。

弊社では企画から撮影、編集までプロフェッショナルによる動画制作を行っています。高品質な映像を制作したい方はぜひお気軽にご相談ください。


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