noteのマーケティング活用法とは?メリットやポイントを徹底解説


noteは月間アクティブユーザーが推定20,000人にも及ぶ、日本最大級のプラットフォームです。noteを活用したマーケティング手法は、自社のブランド力強化、採用、販促など多くの可能性を秘めています。

この記事では、事業拡大にnoteを取り入れたいがマーケティング手法がわからない企業のマーケティング担当者向けにnoteによるマーケティングのアプローチ方法やマーケティング施策のポイントついてわかりやすく解説します。

マーケティングにnoteを導入する3つのメリット

早速ですが、マーケティングにnoteを導入する3つのメリットをみていきましょう。

  1. アクティブユーザー数が多い
  2. 高品質なコンテンツが多い
  3. 自身のノウハウを有料コンテンツとして販売できる

アクティブユーザー数が多い

noteは、アクティブユーザーの数が多く記事を読まれやすいメリットがあります。

記事を読んでスキをしてもらえたり、シェアしてもらえたりと反応してもらいやすいため、ユーザーとの関わりも深められるでしょう。

フォローにも繋がれば、アカウントの信頼度や注目度も変わり、有益なコンテンツをさらに多くの方に届けられます。

高品質なコンテンツが多い

noteは、記事の内容にこだわった高品質なコンテンツが多い傾向です。

noteは一般的なブログと比較して、記事や文字の装飾機能に制限があり、他のコンテンツと差別化を図るためには、文章や画像、動画の質で勝負しなければいけません。

企業が発信するコンテンツには自社のこだわりや開発秘話など、オリジナルの記事も多数掲載されており、ここでしか見られないコンテンツが多いです。

自身のノウハウを有料コンテンツとして販売できる

noteは、文章や動画、画像などの有料販売が可能で、企業の収益につながりやすいのもメリットです。

TwitterやFacebookなどのSNSから興味を持って訪れたユーザーに対し、より深い専門知識やノウハウを有料で提供し、直接企業の収益に繋げられる導線がつくれます。

記事単位での販売、記事の途中からの課金など様々な課金機能があるため、工夫したコンテンツ配信もできるでしょう。

販売に関する管理費が発生しないため、費用対効果を気にせず積極的に販売に取り組めるのも利点です。

noteによるマーケティングのアプローチ方法4パターン

noteを活用したマーケティング手法は、下記の4パターンです。

  1. 企業アカウントのアプローチ
  2. 企業内部門アカウントのアプローチ
  3. マガジン型アカウントのアプローチ
  4. 企業代表・個人型のアプローチ

1.企業アカウントのアプローチ

企業アカウントでのアプローチは、一般的なマーケティング手法です。

TwitterやFacebookなどに多くあげられる商品の紹介や宣伝ではなく、採用やブランディング、社内報など、特定のコンセプトに沿った情報発信に適しています。

中でも、大手飲料メーカーのキリンは、商品の開発秘話や楽しみ方の発信、ユーザー参加型のコンテストの開催、他社とのコラボ、レシピ紹介マガジンなどの魅力的なコンテンツを配信し、1万人以上のフォロワーを集めました。

2.企業内部門アカウントのアプローチ

企業内部門アカウントは、企業の「人事」「企画」「開発」など、部署単位でアカウントを運用するマーケティング手法です。

部署ごとに特定のユーザー層にターゲットを絞ることにより、よりニッチな情報が提供できるのがメリット。複数の部署からの発信は、企業の魅力を多角的にアピールできるため、ブランディングの向上にも寄与します。

企業アカウントの細分化アカウントとして運用する場合は、両者のターゲット層や配信内容の違いを明確にしておかなくてはいけません。

3.マガジン型アカウントのアプローチ

マガジン型アカウントは、自社noteのファンやフォロワーの囲い込みを目的としたマーケティング手法です。

部門アカウントよりもさらにターゲットを絞り、実際にサービスを利用しているユーザーに対して、有益な情報を発信していきます。

例えば、集英社ジャンプ×ノベルの公式アカウントでは、ノベルズ作品のファンや購入検討者(見込み客)に向け、作品紹介、作者インタビュー、試し読み、あらすじ紹介などを配信し、次の作品購入に繋げています。

4.企業代表・個人型のアプローチ

企業の代表者やオーナー自らが個人アカウントを運営する方法です。

日々の日記や自社の取り組みなど発信内容は多岐にわたり、主に企業や個人のブランディング、採用目的で取り入れられています。

例えば、Marketing Demo(マーケティングデモ)株式会社代表取締役の石井賢介氏は「1時間でわかるp&G流マーケティングの教科書」というnoteを公開し2週間で約40万PVを達成。自社のブランディング力を高め、多くのフォロワーを獲得しました。

noteをマーケティングに活用するためのポイント5つ

noteを効率良くマーケティングに活用するためのポイントを5つ紹介します。

  1. note導入の目的を明確化する
  2. シナジー効果の高いTwitterと併用する
  3. サービスではなくサービスのストーリーを書く
  4. プレスリリースを活用する
  5. メディアへの掲載を依頼する

note導入の目的を明確化する

noteの運用を開始する前に、なぜnoteを活用するのか目的をはっきりさせましょう。

ユーザーニーズにあった満足度の高いコンテンツ提供には、最終的な目的を設定しそれを達成するための施策を打たなければいけません。

それらは目的から逆算しなければ正確な指標が見えないため、まずは最終的なゴールである目的の設定が大切です。

ユーザーニーズを満たすために十分な戦略を練ったうえでコンテンツを作成し、初期に設定した目的を達成できる状態を目指しましょう。

シナジー効果の高いTwitterと併用する

Twitterは非常に拡散力が高く、noteと併用すれば相乗効果による集客が見込めます。

140文字のショートテキストでのみ発信可能なTwitterですが、圧倒的な拡散力を誇ります。よって、noteにあげた記事をTwitterにシェアすれば、効果的な認知拡大も期待できるでしょう。

また、noteの本文にTwitterの画像をそのまま埋め込んだり、noteの記事をTwitter上にシェアしたりといった操作は手軽に行えます。

Twitterアカウントも無料作成できるため、積極的に取り入れていきましょう。

サービスではなくサービスのストーリーを書く

noteでは単にサービスの紹介をするのではなく、誕生した背景やストーリーを発信していくのが効果的です。

サービスにストーリー性を持たせ成功した事例として「ほぼ日」シリーズの手帳を手がける株式会社ほぼ日が代表的でしょう。

毎日商品のブランドやストーリーを発信することで固定ファンを獲得し、売上を拡大しています。また、新規顧客の拡大にも繋がります。

プレスリリースを活用する

また、PR TIMESなどのプレスリリース活用も効果的でしょう。

プレスリリースは多くの報道機関の目に触れるだけでなく、ニュースとして直接ユーザーにも届くため、高い宣伝効果が期待できます。

プレスリリースの情報は、既存顧客や一般消費者、未来の顧客など様々な層の消費者からも注目を集められます。

よって、認知度を高めて興味関心を持ってもらい、商品への問い合わせや購入などの反応に繋がりやすくなるでしょう。

メディアへの掲載を依頼する

noteを活用して十分なマーケティング効果を得るためには、メディアへの掲載依頼も効果的です。

他のメディアで紹介してもらうと、今まで自社のサービスや商品を知らなかった層への認知度向上ができ、noteコンテンツへの集客にも繋がります。

具体的には、他メディアによるインタビューを受けたり、サイト内で記事を紹介してもらったりなど様々な掲載方法があるでしょう。

メディアに掲載された記事は、タイトルに「〇〇メディア掲載」「〇〇で紹介されました」「TV出演」などと、目に留まりやすく工夫もできます。

まとめ

noteは使い方次第で、自社のブランド力や認知度の向上、顧客やファンの獲得、有料テキストの販売による収益化など企業に利益を与える可能性を秘めています。

ただし、noteをマーケティングに取り入れ十分な集客効果を得るためには、顧客のニーズを徹底的にリサーチし、適切な戦略を練らなくてはいけません。

また、TwitterなどのSNSと併用して運用していくことも大切です。

弊社ではSNSを活用し、ブランディングまで包括したマーケティングに長けています。長期的な視点でファン作りも可能にするマーケティングを取り入れていきたい方はぜひお気軽にご相談ください。


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