Twitterマーケティングが企業へもたらす効果とは? 活用事例やメリット、成功させるためのコツなどを解説


近年のSNSユーザー増大に伴い、Webマーケティングにおいて認知拡大や情報発信などを目的にTwitterマーケティングに取り組む企業が増えています。これからTwitterでアカウントの運用を始める方に向け、Twitterマーケティングを行うことでどのような効果があるのか解説しています。

Twitterマーケティングの効果・メリット

拡散性の高さによる認知拡大

Twitterの大きな特徴の一つが拡散性の高さです。InstagramやLINE、Facebook等の他のSNSに比べて突出して拡散力があります。

SNS内にある広告ツールを使わずとも、ユーザーにウケたツイート(コンテンツ)はTwitterのRT機能によって他人にも共有が可能です。フォロワーからそのフォロワーへと連鎖的にツイートが広がった結果、超短期間で何十万人ものユーザーにリーチができるという非常に魅力的なメリットがあります。

ユーザーのリアルな意見が聞ける

Twitterは画像や動画に加え、「文字」を使った発信・コミュニケーションができるSNSです。ユーザーと企業が双方向でコミュニケーションを取って意見交換やヒアリング、アンケートを取れます。そして検索性も高く、特定のキーワードやハッシュタグに絞ってこちらが知りたい情報を洗い出せます。例えば新商品についてユーザーがどう感じているのか気になれば、Twitterでアンケートをとったり、ユーザーに直接リプライやDMなどで意見を求めたりすることも可能です。実際に商品の改善施策案にTwitterユーザーの声を取り入れてユーザーをファン化を促進させる企業もあります。BtoC向けの商品を扱う企業などは特にTwitterマーケティングに向いています。

ブランディングに活用できる

魅力的で価値のある投稿を続けられると、Twitterアカウントがブランディングの一助になります。いいねが集まりやすい投稿があればあるほど好感度も比例して上がりやすく、商品を買うならこの企業から買ってみようかなとユーザーの購買行動に変化をもたらすことが可能です。

Twitterを活用した企業のマーケティング成功事例

成功事例①|岩谷マテリアル株式会社

岩谷マテリアル株式会社は「アイラップ」という食品用のポリ袋(ラップ)を販売している会社です。発売から40年以上経っていたものの、新潟などの北陸エリアが売上の75%を占めているという、全国での知名度の低さが問題でした。全国の消費者に認知してもらうべくTwitterを始めたそうですが、当時のトレンドワードを含んだタグ「#一般人の方が時々誤解しておられること」で自社商品をアピールしたところ1万を超えるRTを獲得。それをきっかけにネットメディアからの取材や消費者からどこで買えるのかを問われたりなど少しずつ認知を広げていっています。

成功事例②|株式会社フジッコ

フジッコ株式会社(以下フジッコ)では、性別・年代を問わずたくさんのユーザーに自社商品を利用してもらうことを目的としマーケティングを行っていました。ただ、従来のマーケティングではなかなか若年層のファン獲得が難しかったそうです。そこで、フジッコの商品を他人におすすめしてくれる若いファンの獲得を目的として、Twitterを活用することに。Twitterを活用するにあたり、キャンペーンや自社商品を使ったレシピを漫画として紹介するなど、これまでフジッコの商品が届きづらかったユーザーまでリーチさせることができました。

成功事例③|Panasonic株式会社

Panasonic株式会社では、カメラ事業であるLUMIXのシェア向上を課題としていました。そこで認知拡大・販売台数促進を目的として、Twitterマーケティングを2021年7月からスタートさせました。スタート時からTwitterキャンペーンやインフルエンサーによるプロモーション、ユーザーとのコミュニケーションを駆使し、2022年5月時点でLUMIXのアカウントはフォロワーが16,000人を超えることに成功。現在はオフライン体験企画を交えてLUMIXの良さを体感してもらうなどファンを増やし続けています。

Twitterマーケティングを成功させるためのポイント

インフルエンサーの持つ拡散力を活用する

Twitterマーケティングではインフルエンサーの持つ「拡散力」を活用したプロモーションが非常に有効です。Twitterではプラットフォームの仕組みや、ユーザーの性質的にもFacebookやInstagramなどよりも頭一つ抜けて拡散されやすい傾向があります。そこで自社商品と親和性の高いインフルエンサーから直接PRや企業のツイートを拡散してもらえれば、何千~何万ものフォロワーに自社商品の興味・購入につなげることが可能です。

トレンドを取り入れる

トレンドキーワードやトレンドの投稿コンテンツを活用することで多くの新規ユーザーに自社商品をプロモーションすることができます。たとえば「◯◯の日」や「#◯◯祭り」など、様々なトレンドキーワードやハッシュタグが毎日Twitter上でユーザーの話題の中心になっています。それらのキーワードやタグを投稿に盛り込むことで、フォロワーが自分のタイムライン上で話題にしてくれたり、検索から見つけられる確率を高くできます。

キャンペーンを活用する

キャンペーンとは、Twitterユーザーが企業アカウントをフォローしたり、特定のツイートをRTしたりすることで商品がもらえたりサービスが受けられるというマーケティング方法です。

中には”特定の期間内に◯◯(商品)が写っている写真投稿を行う”など凝ったキャンペーンもあります。ユーザーは当選したい気持ちから拡散をしてくれるため、キャンペーンは短期間で数字を伸ばしやすい特性があります。

キャンペーンは企画して終わりというわけではなく、対象者の選定から発送に至るまで対応するコストがかかることも覚えておきましょう。

最近ではインスタントウィンという即時当選形式のキャンペーンが増えており、インスタントウィン専用の当選管理ツールもあります。商品の特性や市場によって相性があるため、ツールごとの特性を理解した上で利用することをおすすめします。

Twitter広告を活用する

Twitterに広告を掲載してユーザーへ認知拡大や反応を獲得する方法もあります。

Twitter広告は大きく分けて7種類※あります。(※2022年5月時点)例えばプロモ広告では、投稿済みのツイートの中から多くのユーザーに見てもらいたい投稿をピックアップしてユーザーのタイムラインに流せます。他にも、自社商品に関連するハッシュタグにオリジナルの絵文字をつけて視覚的なブランディングの促進を行ったり、アンケート機能のついたツイートをフォロワー外に流したり、トレンドタブの上位にプロモーションしたいハッシュタグを載せたりと目的別に様々な種類の広告があります。これらのTwitter広告の費用は1万円以下~数千万円と大きく差があるため、広告の出稿目的と予算を加味した上で活用していくことが大切です。

まとめ:TwitterマーケティングはWebマーケティング施策として効果的

Twitterマーケティングは認知拡大に大切だと分かってもらえたのではないでしょうか。Twitterのアカウントはすぐに作成できますし、とりあえずアカウントを動かしてみることもおすすめです。もし、どんな投稿をしたらよいのかわからない、運用方針が定まらないなどTwitter運用にお困りの方はTwitter運用のコンサルティングに一度相談してみると解決するかもしれません。

株式会社DopeZineでは企業のTwitterマーケティングのコンサルティングから運用代行まで幅広くサービスを行っていますので、お困りのかたはぜひ一度ご相談ください。


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