肖像画や人物の被写体を示すポートレート写真は、企業のホームページからSNSなどあらゆる場面で活用できる汎用性の高い写真です。
こうした写真は自分の第一印象を決定づけるものとなるため、クオリティの高いものを撮影してもらいたいところでしょう。とはいえ「ポートレート写真にどれだけの費用がかかるのだろうか?」「プロのカメラマンに依頼するとなればかなり高いのでは?」と気になる方も多いはずです。
そこでこの記事では、ポートレート写真の撮影にかかる料金や内訳について解説していきます。
そもそもポートレート撮影とは?
そもそも、ポートレート撮影とはどういった写真を指すのでしょうか?結論から言うと、ポートレートサイトとは人物を被写体とした写真や肖像画を指します。
一般的にポートレート写真は一眼レフカメラで撮影を行ったのちに被写体である人物にピントを合わせて周辺背景をぼかし、人物像を強調した状態で撮影します。また、幻想的な写真を作り出すためにもポートレート撮影は活用されます。
最近では、iPhoneをはじめとするスマートフォンのカメラでは標準でポートレートモード機能の搭載も多く見られるため、撮影も簡単にできるでしょう。
とはいえ、企業のコーポレートサイトなど印象がバチッと決まる大事な撮影にはスマートフォンで個々人が行うには限界があります。撮影におけるノウハウを蓄えたプロに依頼することでより良い写真が生み出せます。
ポートレート撮影にかかる料金相場はどれくらい?
では、ポートレート撮影にかかる料金相場はどれくらいなのでしょうか。下記で紹介するそれぞれの相場についてみていきましょう。
- スタジオ撮影でかかる料金
- 出張撮影でかかる料金相場
- 被写体モデルにかかる料金相場
スタジオ撮影でかかる料金
まず、写真スタジオで撮影を行った場合の料金について解説します。
結論から言うと、依頼先によっても異なりますが3万円以上の費用が発生する場合が多いでしょう。というのも、ここで言う費用は撮影にかかるものだけではありません。
下記で内訳を解説しますが、撮影に付随してさまざまな費用が発生します。よって、諸々を合計して数万円はかかると思っておきましょう。
スタジオ撮影の強みは、写真撮影にぴったりできれいめな空間で行えることです。企業のコーポレートサイトに掲載する写真撮影などには向いているでしょう。
出張撮影でかかる料金相場
また、依頼先によっては出張撮影をサービスとして打ち出しているところもあります。
出張撮影ではフォトグラファーが依頼主のもとに出向いて撮影を行います。一般的にカメラマンが拘束される時間で料金が変動しますが、大体1時間1〜3万円が目安となるでしょう。
出張サービスではスタジオの貸切なども不要であり、サービス内容も撮影と写真納品がほとんどであるため、スタジオ撮影と比較すると料金が安くおさえられます。
被写体モデルにかかる料金相場
企業が写真の掲載を目的としてポートレート撮影を行うにあたって、必ずしも社員が被写体モデルをやるとは限りません。
社風を伝えたいときは社員がモデルを行うべきですが、外部の人材に依頼することもあるでしょう。当然そこで、依頼するにあたっての費用が発生します。
被写体モデルを依頼する場合の料金相場は、3,000〜10,000円が目安となります。知名度のあるモデルに依頼しようとすると相場よりも割高になるケースもあるでしょう。
また、水着やドレスの着用や元事務所所属のモデルなど、属人性のあるところで料金の変動もあります。
ポートレート撮影料金の主な内訳
では、ポートレート撮影料金の主な内訳についても紹介していきます。
- ディレクション費用
- 撮影費用
- レタッチ費用
- アルバム・フォトブックの制作費
- レンタル費用
ディレクション費用
まず発生するのがクライアントとの打ち合わせやヒアリングを行い、撮影する写真のイメージやコンセプト、撮影方法などを決定していく費用です。
ここで依頼主の要望と成果物に関して擦り合わせを行い、イメージ通りの写真になるように導いていきます。
この工程はポートレート撮影におけるベースとなり、基本的にはディレクターが担当しますが、弊社のようにフォトグラファーが担当する場合もあります。
また、依頼主と企業のカメラマンも含む全体的なスケジューリングや進捗管理における費用も含まれる場合もあるでしょう。
撮影費用
撮影費とは、企画やヒアリングで決定した内容に沿って実際に撮影していくためにかかる費用です。
撮影にはフォトグラファーや音声担当、照明担当、アシスタントスタッフなどの人件費からカメラや照明などの撮影機材費に分類されます。
人件費は撮影に要する人数や拘束時間などによって大きく異なり、メイク担当や機材の運搬などたくさんのアシスタントスタッフを集めての規模感となれば料金は割高になるケースもあるでしょう。
撮影費は主に写真のカット数によって変動する場合が多く、出張撮影になるとスタッフの拘束時間なども影響するでしょう。
どれくらいの費用間になるのかは、事前の相談時に確認しておいてください。
レタッチ費用
レタッチ費用とは、撮影した写真を理想的な仕上がりに導くにあたって、より良くなるように補正や編集を加えるためにかかる費用を指します。
具体的には、写真に色味やコントラストを加えることでより美しく見栄えの良い仕上がりに導けます。基本的には、写真撮影をしてもらったあとにレタッチもしてもらうといった認識を持っておいてください。
なお、制作会社によっては撮影を依頼したタイミングで勝手に含まれる可能性もあるため、レタッチに関してはきちんと確認しておくと良いでしょう。
アルバム・フォトブックの制作費
撮影とレタッチを終えた写真をアルバムやフォトブックとして受け取りたい場合は制作費も別途発生します。
特にフォトブックを自分で制作しようと思ったときに、写真データをプリントしてアルバムに貼り付けていく必要がありますが、とても手間が発生します。加えて仕上がりがうまくいかず、良いクオリティのものが出来上がりません。
いくら何度も見返したいと思える良質なポートレート写真を撮影できたとしても、フォトブックの仕上がりがイマイチでは全体的な完成度も低くなってしまうでしょう。
依頼先が対応可能であり、アルバムやフォトブックにまとめたい場合は、相談してみてください。
レンタル費用
最後に発生するのがレンタル費用です。
レンタル費に該当するものは主に、使用するスタジオやヘアメイク、衣装などが該当します。
スタジオを利用するにあたって、最低利用時間が設定されている場合があり、短時間での使用でも最低利用時間分の料金を支払わなければいけません。
また、平日の営業時間以外での利用するときに割増料金と呼ばれる料金形態が設定されている場合があります。延長料金なども割増料金に含まれます。
なお、スタジオレンタル費用が発生しない制作会社もあるため、事前に確認しておきましょう。
まとめ
ポートレート撮影の依頼は、きちんと料金相場を把握したうえで行いましょう。そうでなければ、適正価格よりも多くの費用を支払う可能性もゼロではありません。
高品質の写真依頼をお願いしたいとは思っていても予算には限りがあり、そこまで高い料金をかけられない場合もあるでしょう。
そこでおすすめなのが適正価格で写真撮影を行う弊社。弊社基準を満たしたフォトグラファーが在籍しているため、品質も担保しています。
ポートレート撮影を行いたい方はぜひお気軽にご相談ください。