「コーポレートサイトを作成したいけど、どんな手順で作れば良い?」
「コーポレートサイトにはどんな情報を盛り込んだら良いんだろうか?」
コーポレートサイトとは、企業について分かる情報を掲載したWebサイトのことです。自社について知ってもらい、興味を持ってもらうために活用します。
この記事では、そんな企業にとって必須となるコーポレートサイトの作り方を紹介していきます。これから作成したい、外注したい方は、ぜひ参考にしてください。
コーポレートサイトの作り方8ステップ(自社で作成するケース)
では早速、コーポレートサイトの作り方について8ステップで紹介していきます。
- サイトの目的・役割を明確化する
- ターゲット(ペルソナ)を設定する
- 掲載する情報をピックアップする
- コーポレートサイトのサイト構造を決定する
- サイトのWebデザイン設計をする
- 実際に制作する
- サーバー・ドメインを取得する
- CMSを導入する
ステップ1.サイトの目的・役割を明確化する
まずは、コーポレートサイトを作成する目的・役割を明確化しましょう。
コーポレートサイトに載せたい情報をあれこれ掲載すると、全体的にまとまりがなくなり、ユーザーにとって魅力的なサイトに仕上がりません。
ですから、どこを一番に押し出したいのか?を意識する必要があります。例えば、商品・サービスの販促なのかブランディング構築なのか、それによって内容も大きく異なります。
方向性を定めるためにも最初に目的・役割を定めましょう。
ステップ2.ターゲット(ペルソナ)を設定する
次に、どんなユーザーへ向けて届けるのかターゲット(ペルソナ)を設定します。性別や年齢など大雑把に決めるのではなく、下記の項目を詳細に設定してください。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 家族構成
- 収入
- 居住地
- 趣味・志向
- よく取る行動
- 生活習慣
- 悩みやつらいこと・ニーズ
設定した項目から1人の人物像を思い描けるくらいに明確化しておくと、制作しやすくなります。
ステップ3.掲載する情報をピックアップする
続いて、コーポレートサイトにどんな情報を盛り込むべきかピックアップしましょう。
- 目的を達成するために必要な情報は何か?
- ターゲットが求める情報は何か?
- 競合と比較して差別化できる情報はないか?
このような情報を精査していきます。例えば企業のブランディングを高めるなら、車内の雰囲気が分かる画像素材を入れると効果的でしょう。
ステップ4.コーポレートサイトのサイト構造を決定する
盛り込む情報のイメージまでついたら、コーポレートサイトの構造を決定します。
サイトマップとも言いますが、トップページから会社概要、サービス案内などのコンテンツを階層になるように設計。
そして、webページのレイアウトを決める設計図となるワイヤーフレームを構築します。ユーザーが使いやすいかどうかを意識して設計しましょう。
ステップ5.サイトのWebデザイン設計をする
ワイヤーフレームまで決まったら、Webデザイン案を決定していきます。
コーポレートサイトのデザイン案は、ユーザーからの印象や雰囲気を大きく変え、目的達成の明暗を分けます。よってターゲットに適切なデザインの決定が必要です。
使用するカラーや画像素材、テキストのフォントなど、ターゲットにとって魅力的なサイトになるように作成していってください。
ステップ6.実際に制作する
Webデザインまで作成できたら、実際に制作していきましょう。
これまでの各工程で設計した内容が抜け漏れないように意識しつつ、誤字脱字やエラーの発生がないか、正しく表示されているかを確認しながら制作してください。
ステップ7.サーバー・ドメインを取得する
ここでサーバーとドメインをそれぞれ取得しましょう。
サイトを家と例えるなら、サーバーは土地、ドメインは住所のような役割を担います。
それぞれの取得には費用がかかりますが、サーバー代は年間1万円前後、ドメイン代は年間1,000〜2,000円程度と決して高くはありません。
サーバーとドメインがなければサイトを公開できないため、必ず取得しましょう。
ステップ8.CMSを導入する
自社でサイト制作する場合、CMSと呼ばれるシステムを導入すると開発・運用が手軽になります。
特に有名なCMSはWordPress。特別かつ難しい知識は一切不要なので、Webサイト制作の経験が浅い方でも簡単に作成できるでしょう。WordPressの導入自体も追加でお金がかかることはないため、導入ハードルの低さもポイントです。
コーポレートサイトの記載すべき情報8項目
では次に、コーポレートサイトへ記載すべき情報を以下の8項目に分けて紹介していきます。
- 会社概要
- 商品・サービスの紹介
- 事業・お取引企業に関する実績紹介
- 採用情報
- よくある質問
- ニュース・最新リリース情報
- お問い合わせフォーム
- 個人情報の取り扱い・プライバシーポリシー
1.会社概要
まず記載すべきは会社概要です。
会社概要とは、サイトに訪れたユーザーに対してどんな企業かを示すプロフィールのこと。具体的には以下のような内容を記載します。
- 会社名
- 代表者名
- 主な事業内容
- 設立年月日
- 資本金
- 所在地
上記の情報は表を用いて一目で見られるように記載しましょう。
2.商品・サービスの紹介
自社がどのような商品・サービスをリリースしているかを示すページも必要です。
例えば、スポーツメーカーならシューズやウェアなどが該当します。製品のラインナップを紹介しつつ、公式オンラインストアにリンクするなどして販促効果も見込めるでしょう。
また、期間限定商品や割引商品などを強調して掲載することも可能です。
3.事業・お取引企業に関する実績紹介
また、企業が事業を行う中で具体的に成し遂げた実績・事例も掲載しましょう。
ツールを販売する企業なら、掲載許可を取得できた企業名を用いての導入事例や導入しての感想などを入れるとユーザーが競合他社との比較検討するうえで大きな判断材料となります。
4.採用情報
採用情報は、自社で人材を採用したいときに効果的なWebページです。
採用情報を通じて自社に興味を抱いてもらい、自社が求める人材にマッチしていれば応募してもらうといった流れを確立できます。
募集人数や職種といった募集要項だけでなく、新入社員のインタビュー掲載や自社の想いなども掲載すると良いでしょう。
5.よくある質問
よくある質問は、企業へのお問い合わせが多い質問と回答をそれぞれ記載するページです。
ユーザーが質問する手間を省き、その場で悩みを解消できるため、顧客満足度の維持が可能。できるだけ多く記載しておくと良いでしょう。
なお、質問の系統が掴めていない状態の場合は、事前に想定される質問内容でも構いません。Q&A形式にしていくつか記載しておきましょう。
6.ニュース・最新リリース情報
ニュース・最新リリース情報では、自社にとって大きな出来事やイベントなどの新着情報を更新していくページです。
このページが更新されることで企業の活動が可視化され、アクティブさをアピールできます。また、プレスリリースなど魅力的な情報がリリースされれば、企業のブランディングにも繋がります。
7.お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームも、コーポレートサイトに必須の項目です。
訪問したユーザーが自社に対して気軽かつ迅速にアポイントが取れるだけでなく、簡単な項目をテキスト状で入力できるため、コミュニケーションに手間はかかりません。
商品やサービスに関する顧客からの意見を汲み取って、今後の改善点に生かすこともできます。
また、仮に営業時間外だったとしても、連絡は後日になりますが見過ごすことはありません。機会損失の減少も可能です。
8.個人情報の取り扱い・プライバシーポリシー
最後に、個人情報の取り扱い・プライバシーポリシーも掲載してください。
ユーザーがお問い合わせフォームなどを通じて、名前やメールアドレスといった個人情報を提供する場合、個人情報の取り扱いに関する情報を記載しなければいけません。
特に、お問合せフォームやホワイトペーパーの無料配布ページなどを設置する場合は絶対に必須です。
個人情報保護方針の掲載がなければ、ユーザーは安心できずに使いたいとも思ってもらえないため忘れずに記載しましょう。
コーポレートサイトの作った後におさえておくべき注意点
もちろん、コーポレートサイトは作ったら終了ではありません。作成後に気をつけるべきポイントが大きく3点あります。
- お問い合わせには真摯に対応する
- 定期的に情報を更新する
- コンスタントにアクセス解析や分析・改善する
1.お問い合わせには真摯に対応する
コーポレートサイトから受信したお問い合わせに対しては、素早く丁寧に対応しましょう。
コーポレートサイトの見栄えから良いブランディングに繋がっても、メール対応が疎かになるとマイナスになります。顔合わせしないインターネット上であればなおさらで、万全の注意を払わなければいけません。
問い合わせを受けた際のマニュアルやルールを作成して、相手に不快感を与えないように注意しましょう。
2.定期的に情報を更新する
また、コーポレートサイト内にあるコンテンツは定期的に見直し、更新しましょう。
新規コンテンツの拡充や古い情報の更新・削除など、どんどんアップデートしていくことで、企業のアクティブさをアピールできます。
また、最新の状態を維持できると訪問するユーザーにとっても見やすく、使いやすいサイトになります。
検索エンジンからの評価にも影響するので、意識して更新していってください。
3.コンスタントにアクセス解析や分析・改善する
そして、コンスタントにアクセス解析や分析・改善をしましょう。
アクセス解析はGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールと呼ばれるツールを用いて実施可能です。
各ページごとのアクセス状況や流入経路などを細かく分析できるため、今後打つべき改善策を検討しやすくなります。
高品質のコーポレートサイト作成をするならWeb制作会社へ依頼がおすすめ
コーポレートサイトは自社でも作成可能ですが、目的を達成するための高品質なサイト作りはWeb制作会社への依頼がおすすめです。
制作会社は、コーポレートサイトを目的達成に導き、成果に繋げるサイトを作成するプロです。自社のブランディングを強化したり、採用活動に活かしたりしたいのであれば、ホームページ制作会社へ依頼すべきでしょう。
株式会社DopeZineでは、デザインや訴求力に長けたコーポレートサイト制作を行っています。
オンリーワンなサイト制作をしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
コーポレートサイトは正しい作り方で制作しなければ、適切な役割を担えず、目的達成できるサイトは完成しません。
自社の顔でもあるサイトですから、独自性を持たせつつ、ユーザーにとって好意的なものを作れるように工夫してみてください。
また、自社制作が難しいもしくは高品質なサイト制作をしたい場合は、ホームページ制作会社への依頼がおすすめです。
株式会社DopeZineでは、デザインと訴求力にこだわったWebサイト制作を行っています。これからコーポレートサイトの作成を検討している方は、お気軽にご相談ください。