ほとんどの企業の広報担当者が一度は経験のあるTwitterの運用。
Twitterはブランドアピールのための手段として非常に便利な一方、普段からTwitterに慣れ親しんだ方でも、企業アカウントの運用の難しさを実感された方も多いのではないでしょうか。
Twitterで企業アカウントを運用するにあたって、よりよいスタートをきるためのアカウントの作成・設定方法について詳しく説明していきます。
Twitterの企業アカウントとは
Twitterの企業アカウントは消費者や株主など、ステークホルダーとの関係性づくりに欠かせないツールです。BtoCの企業だけでなく、B2Bの企業もアカウント運用を通じて、自社製品の魅力を発信できます。
Twitterにはユーザーと双方向・一方的に情報を発信・交換できる性質があるため、企業アカウントでは一方的なフォロワーに向けて発信する以外に、商品に対する意見や企画への参加者を集めるなど様々なスタイルの運用が行えます。
Twitter企業アカウントの作成方法
実際にTwitterの企業アカウントを作成する時のポイントをステップごとに解説していきます。
①アカウントを開設する
まずはTwitterのアカウントを開設しましょう。
Twitterのアカウントには「Proアカウント」というビジネスやブランドオーナー、クリエイターなどに向けた特別な種類のアカウントがあるため、今のうちにProアカウントにしておきましょう。
2022年夏以降にはTwitterアプリ内で商品購入が可能になるTwitterショッピングなども実装される予定です。(※予定は変更される場合があります。)
②アカウント運用の目的を決める
いきなりTwitterのアカウントを動かす前に、何のためにTwitterを運用したいのかを整理し、Twitterアカウントを運用する目的を決めましょう。
アカウント開設の目的例
- 世に登場したばかりのサービスや商品を認知させる
- 既存のターゲットではないターゲットに対して認知をさせる
- 既存顧客に向けた新商品のプロモーションなど、カジュアルな情報発信
- 商品開発・サービス改善のために顧客からの意見を収集する
- ブランドイメージの向上
Twitter運用において認知を目的として運用するケースが多いですが、どんなターゲットに認知してもらうのかをある程度細かく決めれているとブレずに運用がしやすいです。
③運用プランを決める
Twitterアカウントを運用するというのは、何かしらの投稿を行うということです。
運用目的に沿って設定したターゲットが、どんな内容でどれぐらいの頻度で投稿すれば反応してくれそうなのかを考えましょう。
その際に必要なのが、競合調査です。自社サービスと同じ市場の会社がどのように運用しているかや、自社が理想とする運用を行っている企業アカウントをリサーチすることで、具体的な運用プランを固めていきます。
④プロフィールを設計する
Twitterのプロフィールは自社の印象に大きく関わる箇所。
プロフィールが充実していないと、せっかくプロフィール画面まできてくれたユーザーも興味をなくしてしまいます。その結果フォローやサイト流入などが得られず、投稿が意味のないものになってしまうため、投稿よりもまずプロフィールを作りこみましょう。
Twitterのプロフィールは大きく下の3つに分けることができます。
- アイコン
- ヘッダー
- プロフィール文
アイコン
基本的にTwitter上ではアイコンは丸く表示されるため、丸くトリミングされることを前提にアイコン用の画像を用意しましょう。
企業ロゴや公式キャラクターなどが一般的かつ用意しやすいためオススメです。
ヘッダー
ヘッダーはアカウント全体の雰囲気をビジュアル面から表す役割を持ちます。ブランドイメージの向上などを目的にする場合は特に注力した方がよいでしょう。
画像の推奨サイズは横1500x縦500ピクセル。運用スタイルによっては、プロモーションに使うバナーを配置してもよいでしょう。
プロフィール文
プロフィール文は、このアカウントがどのようなアカウントかを具体的に説明する箇所です。
最大160字と決まっているため、端的に獲得したいユーザーにフォローされるような内容にしていきます。そのとき、色々知ってもらいたいからといって160字MAXまで使い切るからよいというわけではなく、必ず知ってほしいことだけを中心にプロフィールを埋めていきましょう。開催中のキャンペーンを入れるのもありです。
また、プロフィール欄には地域やURLを記載する場所もあるため、公式サイトやInstagramなどがある場合は必ずURLを記載しましょう。
個人やフリーランスの場合は、SNSやHPなどを全てまとめたリンクツリーを記載するとスッキリするためオススメです。
⑤トンマナを決める
Twitterにおけるトンマナというのは、運用上のルールみたいなものです。
です・ます調やである調などの文体をそろえたり、どのようなツイートに対していいねや引用RT、返信をするかなどの決まりをあらかじめ決めておくことで、アカウントに統一感が出てきます。
トンマナを決めておくことで、複数人数での運用リスクが減り、引継ぎなどもしやすいため可能な限り設定することをおすすめします。
企業アカウント作成時に意識すること、気を付けること
企業アカウントを作成するときに意識したいのは、目の前に常にステークホルダーがいるということです。
アカウントのクオリティや投稿の良し悪しが即座に反映されるため、投稿にいい反応が増えるのも炎上するのも全く反応がないのも手に取るように分かります。
プロフィールや投稿内容などは常に目的に沿って作成できているか、データを比較しながら運用していくことを心がけましょう。それを繰り返していれば、最初は数字が伸びなくても自ずと結果はついてきます。結果が出るまで継続することが大切です。
Twitter運用の注意点・リスク
Twitter運用における最大のリスクは不適切な発言や対応による企業イメージの低下です。
ワンタップで情報や反応を発信できてしまう便利な反面、フォロワーの反感を買うようなアクションを起こしてしまうと一気にイメージが低下してしまいます。
他にも、企業アカウントと他のアカウントを混同し、企業アカウントと全く関係のないツイートをしてしまったことで不信感を覚えさせてしまった例もあります。
これらのよい印象を与えない発信を控えるために、他のアカウントを同期させないなど、対策は常に練っておきましょう。
株式会社DopeZineではTwitter運用を中心にSNSマーケティングに関するコンサルティングやマーケティング支援業務を行っています。費用のお見積りや実績のご相談からでも承っているため、遠方のお客様でもお気軽にお問い合わせください。